KAI BASIC ONE:クレマチス ( グリーン ).
¥57,200
SOLD OUT
商品コード:01D1SK01S0M0
原産国:日本
素材:絹100%
サイズ:縦) 約 90cm / 横) 約 90cm
777年伝わる博多織の伝統紋様をデザインした、オール・ジャパンの職人技で作られるシルクスカーフです。
KAI(回)は、独鈷という密教の法具をコロコロと回転させてできる博多織の紋様(独鈷華皿紋様)から名付けられました。独鈷の回転紋様は、「廻りて回る輪廻転生」のメッセージとされ、770年以上の歴史をもつ世界でも珍しい紋様で、現在では献上柄と呼ばれています。その由来は1600年に黒田藩から徳川幕府への献上品として定められたことによるとされ、博多織の帯は締まりが良く、堅牢なため、武士の命より大切な刀をさすには最適な帯として江戸で人気を誇り「献上博多」の名が広められました。
紋様の元である独鈷は、武器であったものが法具へと昇華されたものです。「煩悩を打ち砕く」「厄除け」「守護」の意味が込められていることも武士に愛された理由の1つかもしれません。
KAIは、型友禅の技法が用いられ12版のシルクスクリーンにより制作されます。限られた色数の中でもっとも効果的で豊かに色を表現するため、植物のカラーからインスピレーションを受けた配色を採用しています。光沢の美しいサテンクレープとも相まって、鮮やかな発色が特徴です。納得の色ができるまで何度も試行錯誤を繰り返し、職人がこだわり抜いて完成しました。
また、特徴的な直線のみのデザインを、12版の色を重ねて手捺染で染める技術は、0.1mmの調整を繰り返して実現される緻密な職人技です。 この直線だけの柄では、ごまかしのきかないため高い技術が必要とされます。これまでの常識を乗り越えて到達できた、OKANOを代表するシリーズで、全て日本の職人による手作業で制作されています。
KAIのデザインバリエーションは、独鈷のみの1献(ONE)、独鈷と華皿を3列に組合せた3献(THREE)、5列に組合せた5献(FIVE)の3パターンがあります。
KAIのデザインを引き締める、ぐるりと回した額縁にも博多織の由来が込められています。太い縞が細い縞を挟む「親子縞」は親が子を守る姿を表し、細い縞が太い縞を挟む「孝行縞」は、子が親を守る姿を表現しています。 メッセージを込めたプレゼントにも最適です。
※手作業のため、柄の出かたに個体差があります。
※画像のコーディネートは参考です。小物等は付属しません。
~職人が1版ずつ手作業で染める『手捺染』~
手捺染(てなせん)とは、スクリーンと呼ばれる染型を使用し、職人の手によって一枚一枚、一色一色、染色を行う染めの技法です。
色を重ねて染める技術は、0.1mmの調整を繰り返して実現される緻密な職人技です。
全ての工程が職人による手作業で制作されています。